AIニュース
【活用例あり】ChatGPTの新機能「Custom instructions」とは?
公開日|2024.6.19

1. はじめに
ChatGPTの新機能「Custom instructions」は、ユーザーがAIの応答をカスタマイズするための強力なツールです。この機能を使うことで、より個別化された、ニーズに合った応答を生成することが可能になります。
2. Custom instructionsとは?
Custom instructionsは、ユーザーがChatGPTに対して特定の指示を与えることで、応答をカスタマイズできる機能です。この機能を使うことで、特定のトーン、スタイル、内容を含む応答を生成することができます。
2.1 Custom instructionsの主な特徴
-
応答のカスタマイズ:ユーザーのニーズに合わせた特定の応答を生成。
-
一貫性のあるトーンとスタイル:設定したトーンやスタイルを一貫して保つ。
-
詳細な指示:応答に含めたい具体的な情報やフォーマットを指示できる。
2.2 Custom instructionsの利点
-
効率の向上:特定の指示を事前に設定することで、応答作成の時間を短縮。
-
一貫性の維持:複数回の対話においても、一貫したトーンとスタイルを維持。
-
柔軟性:様々な用途に応じた応答のカスタマイズが可能。
3. Custom instructionsの設定方法
3.1 初期設定
Custom instructionsを設定するためには、まず以下の手順を踏みます:
-
ChatGPTの設定メニューにアクセスします。
-
Custom instructionsのセクションを見つけます。
-
新しい指示を追加をクリックします。
3.2 基本的な設定
-
指示の名前を入力します。
-
具体的な指示を記入します。例えば、「ビジネスメールではフォーマルなトーンを使用し、敬語を使う」など。
-
保存をクリックして設定を完了します。
3.3 高度な設定
Custom instructionsには、さらに詳細な設定オプションもあります:
-
トーン:フォーマル、カジュアル、フレンドリーなど、応答のトーンを設定。
-
スタイル:簡潔、詳細、説明的など、応答のスタイルを設定。
-
特定のフレーズやキーワード:応答に含めたい特定のフレーズやキーワードを指定。
4. Custom instructionsの活用例
4.1 ビジネスメールの返信
ビジネスメールの返信において、フォーマルなトーンで一貫した応答を作成するためのCustom instructionsを設定します。
設定例:
指示名:ビジネスメールフォーマル
指示内容:ビジネスメールでは、フォーマルなトーンを使用し、敬語を使ってください。結びの言葉として「よろしくお願いいたします。」を使用。
活用例:
受信メール:
Subject: ミーティングのスケジュール調整について
お世話になっております。
次回のプロジェクトミーティングのスケジュールを調整したいのですが、来週の月曜日か火曜日のいずれかでご都合の良い時間はありますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
佐藤
生成する返信:
Subject: Re: ミーティングのスケジュール調整について
佐藤様
お世話になっております。
次回のプロジェクトミーティングのスケジュールについて、ご連絡いただきありがとうございます。来週の月曜日の午後2時か、火曜日の午前10時はいかがでしょうか?
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
田中
4.2 カスタマーサポートの応答
カスタマーサポートにおいて、迅速かつ丁寧な応答を提供するためのCustom instructionsを設定します。
設定例:
指示名:カスタマーサポート
指示内容:顧客からの問い合わせに対して、迅速かつ丁寧な応答を提供してください。具体的な解決策と、追加の質問がある場合の連絡方法を含めてください。
活用例:
受信メール:
Subject: 製品についての質問
お世話になっております。
貴社の新製品についていくつか質問があります。仕様書を送っていただけますでしょうか?
よろしくお願いいたします。
山田
生成する返信:
Subject: Re: 製品についての質問
山田様
お世話になっております。
新製品についてご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。仕様書を添付いたしましたので、ご確認ください。その他ご質問がございましたら、どうぞお気軽にお知らせください。
よろしくお願いいたします。
田中
4.3 教育サポートの活用
教育現場で、学生の質問に対してわかりやすく応答するためのCustom instructionsを設定します。
設定例:
指示名:教育サポート
指示内容:学生からの質問に対して、わかりやすく丁寧に説明してください。具体例や関連する背景情報を含めてください。
活用例:
受信メール:
質問:ニュートンの運動の法則について教えてください。
生成する応答:
ニュートンの運動の法則は、物体の運動を説明するための3つの基本法則です。
1. 第一法則(慣性の法則):外力が働かない限り、物体は静止または等速直線運動を続けます。
2. 第二法則(運動の法則):物体に力が加わると、その物体は力の方向に加速度を生じます。加速度は力に比例し、質量に反比例します。
3. 第三法則(作用反作用の法則):すべての作用にはそれに等しい反作用があり、逆方向に力が働きます。
具体例として、ボールを押すとその反対方向に力が働き、ボールが動き出す様子を想像してください。
5. Custom instructionsのメリットとデメリット
5.1 メリット
-
効率の向上:特定の指示を事前に設定することで、応答作成の時間を短縮。
-
一貫性の維持:複数回の対話においても、一貫したトーンとスタイルを維持。
-
柔軟性:様々な用途に応じた応答のカスタマイズが可能。
5.2 デメリット
-
設定の手間:初期設定に時間がかかる場合がある。
-
適応力の限界:設定した指示がすべての状況に適応しない場合がある。
-
コスト:高度なカスタマイズには有料プランが必要な場合がある。
6. Custom instructionsの今後の展望
6.1 技術の進化
Custom instructions機能は今後も技術的な進化を続けることが期待されます。より高度なカスタマイズオプションや新機能の追加が予想されます。
6.2 新しい応用分野の開拓
Custom instructionsは、既存の応用分野だけでなく、新しい分野にも活用される可能性があります。例えば、教育分野での学習支援や医療分野での患者コミュニケーションなど、様々な分野での応用が期待されます。
6.3 エコシステムの拡大
Custom instructionsを中心としたエコシステムの拡大も進むでしょう。APIの公開や他のAIツールとの連携により、より広範なサービスやアプリケーションの開発が促進されることが予想されます。
6.4 ユーザーコミュニティの発展
Custom instructionsの利用者が増えるにつれ、ユーザーコミュニティも発展していくでしょう。ノウハウの共有やサポートの提供を通じて、ユーザー同士が互いに助け合う環境が整います。これにより、Custom instructionsの効果的な利用方法や新たな活用例が生まれ、さらに多くのユーザーがこの機能を最大限に活用できるようになるでしょう。
6.5 倫理と規制の整備
AI技術の普及に伴い、Custom instructionsの利用においても適切な倫理ガイドラインや規制の整備が求められます。プライバシー保護やデータセキュリティに配慮した利用方法を推進することで、安全かつ公平なAI利用が実現されるでしょう。
7. まとめ
ChatGPTの新機能「Custom instructions」は、ユーザーがAIの応答をカスタマイズするための強力なツールです。この記事で紹介した設定方法や活用例を参考にして、Custom instructionsを最大限に活用し、より効果的な対話体験を実現してください。
7.1 効果的な使い方の要点
-
初期設定:まずは基本的な設定を行い、具体的な指示を追加します。
-
カスタム設定:トーンやスタイル、応答の詳細を設定し、目的に応じたカスタマイズを行います。
-
活用例:ビジネスメール、カスタマーサポート、教育サポートなど、様々なシーンで活用します。
7.2 メリットとデメリットのまとめ
-
メリット:効率の向上、一貫性の維持、柔軟なカスタマイズが可能。
-
デメリット:初期設定の手間、適応力の限界、一部機能の有料化。
7.3 今後の展望
-
技術の進化:より高度なカスタマイズオプションの追加が期待されます。
-
新しい応用分野の開拓:教育や医療など、新たな分野での活用が期待されます。
-
エコシステムの拡大:API公開や他のAIツールとの連携により、さらなるサービス開発が進むでしょう。
-
ユーザーコミュニティの発展:ノウハウの共有やサポートを通じて、ユーザー同士が助け合う環境が整います。
AIニュースの関連記事

AIニュース
【初心者向け】Stable Diffusionの使い方・Google Colabでの導入方法について
はじめに Stable Diffusionは、高品質な画像生成が可能な最先端のAIモデルです。この記事では、初心者向けにStable Diffusionの基本的な使い方と、Google Colabを用いた導入方法について詳しく解説します。...
記事を読む

AIニュース
Stable Diffusionの『スクリプト(Script)』の使い方!おすすめも紹介
Stable Diffusionは、高度な画像生成技術であり、多くのカスタマイズオプションがあります。その中でも「スクリプト」は特に便利で、ユーザーが自分のニーズに合わせて機能を拡張するための強力なツールです。本記事では、Stable Di...
記事を読む

AIニュース
Stable Diffusionでのモデルの入れ方・使い方を徹底解説!おすすめモデルも紹介
はじめに Stable Diffusionは、画像生成AIの中でも非常に高い性能を誇るツールです。この記事では、Stable Diffusionでのモデルの入れ方、使い方、そしておすすめモデルについて詳しく解説します。これを読めば、初心者か...
記事を読む