個人情報を含む文章を生成したい場合メールアドレス・氏名・会社名などをもとにした、個人情報が含まれている文章を生成したい場合があります。しかしOpenAIに対して個人情報を含んだ状態でリクエストを送ることがセキュリティポリシー上問題になるケースがあります。一つの対応方法として、OpenAIにリクエストを送る前に機微情報部分をマスクし、生成後の文章から機微情報をアンマスクする方法があります。方法方法は簡単です。隠したい氏名部分を適当な文字列(TEMP_NAME等)に置き換えてOpenAIにプロンプトを送ります。返ってきた文章でTEMP_NAMEとなっている部分に、元の氏名を戻すことで、OpenAIに個人情報を送らずに文章生成をすることができます。デモデモはこちらソースコード文章中にメールアドレスを含めて文章を送ります。このメールアドレスをOpenAIに送りたくない場合を想定しましょう。実際にOpenAIに送られるプロンプトは上記です。メールアドレス部分がtemp@test.comに置き換えられています。このプロンプトから生成された文章から、temp@test.comの部分を元のmymail@langcore.orgに置き換えますこれにより、個人情報をOpenAIに送らずに、個人情報をベースとした文章生成を実現できました!この手法が使えるケースただし、これは個人情報部分が特定されている場合にしか使えません。Chat形式でユーザが自由入力した文章から、氏名や会社名を特定することは至難の業です。今回の手法が使えるのは、「顧客データを使ったメール作成」のような外部DBからの独自データを注入する場合に限られます。外部からのデータを注入する際にはどれが個人情報であるかがわかっているためこの手法を使うことができます。